酒徒垂涎倶楽部 
             

 


越後ほりのうち 十五夜祭り

本 町 神 輿 連

平成19年 神輿年行司頭

17日 八幡宮 お祓い(PM5:00)
     神輿巡幸(PM7:00)
18日 神輿巡幸(AM11:00)
     神輿巡幸(PM7:30)
19日 神輿パレード(PM1:00)
     神輿流し(PM2:00)
     手打ち式(PM3:00)

平成22年度 十五夜まつり 本町神輿連

本町神輿連

来年も「たのまの!」


<民謡 十五夜祭り>

空に十五夜 まんまる お月 お月よ
粋な囃子に 気も浮き立ちて 浮き立ちて
里の祭りの 幕が開く

越後堀之内 十五夜まつり まつりよ
秋の実りに 祈りを込めて 祈りを込めて
御幣 授かる 神輿組










【魚沼市堀之内 十五夜まつり】

 「堀之内十五夜まつり」は旧暦の8月15日に行われる堀之内の鎮守さまである「八幡宮」の秋祭りで、作物の実りに対する感謝祭の色彩が強い祭りと言われています。中秋の名月と同じ日であることからいつのことからか秋季祭と十五夜が習合されるようになりました。
 八幡宮の秋季祭は元禄4年の記録に初めて記されているようで、300年以上続く歴史があります。今から200年ほど前の文化文政の頃からは「踊り屋台」など屋台が3台が出ていたそうです。古くから宿場町として栄えた堀之内の人々は、昔からお祭りが好きで、京都などのお祭り文化を取り入れていたようです。
 時が経ち昭和の時代、戦後のこと、町のお医者様が「大通りで何も出し物が無いのは寂しい」との事から「樽みこし」を出し、大通りを行進しました。当時は町に神輿は1つしかなく、神輿組≠フ宿は本町(現在の林理容室)にあり、担ぎ手も万灯持ちも大勢集まって神輿につくことも大変だったそうです。神輿の数は年々増え、現在は10団体が神輿を繰り出しています。
 初日の宵祭りに八幡宮から御幣を授かり、最終日の後祭りに魚野川に納めます。神輿の川流しは昭和20年代の中頃に勢い余った若衆が魚野川に入ったのが始まりと言われていて、現在のような神輿流しの風物詩になりました。
 この3日間行われる祭礼は14日を宵祭り(宵宮)、15日を本祭り(本宮)、16日を後祭り(後宮)と呼びます。しかし、現在は9月の第3の金曜日・土曜日・日曜日に変更されて行われています。 

【 行事予定 】
  • お祓い
  • カラオケ大会
  • 駅伝
  • よさこい踊り
  • 神輿パレード
  • 神輿流し
  • 花火
平成18年 十五夜まつり
動画が配信されています。



【十五夜まつりの逸話】
ここで、一つ神輿と酒に関わる逸話をご紹介しましょう。
 昭和20年代には、十五夜祭りといっても終戦直後のことでもあり、酒と称するものは神輿組に合成酒2升の配給券が配られるだけ。それで、若衆が満足するはずもなく、根小屋の「どぶろく」造りの名人に密かに頼んだそうです。出来上がった「どぶろく」を樽に入れ、リヤカーで運ぶのは若衆の仕事。運ぶ途中で、あまされな若衆が飲んでしまった、さあ大変。後は想像できますよね。祭りにいろいろなことがあるのは今も昔も変らないようです。
 しかしながら、祭りは年寄りには年寄りの、若衆には若衆の、子どもには子どもの役割があります。それぞれが上手く噛み合ってはじめて良い祭りになるようです。さあ、今年の十五夜祭りはどんな思い出集の1ページとなるのでしょうか。
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